ホテルや宿泊施設におけるIoT事例

スマートホテル(IoT化したホテルや宿泊施設)の具体的な事例を紹介しています。ホテルや宿泊施設をIoT化することで、どのようなメリットが期待できるのかも解説します。スタッフの業務効率化や顧客満足度をもっと高めたいと考えている方は、ぜひ導入検討の参考にしてみてください。

目次

ホテルや宿泊施設をIoT化
することのメリット

ホテルや宿泊施設にIoTを導入する大きなメリットは、業務の効率化とコスト削減です。

たとえば、センサーでお客様の動きや設備の状態(温度・ドアや窓の開閉・フロントやレストランの混雑度など)を把握し、遠隔操作も活用することで、スタッフが現場まで行って確認する手間を削減できます。

また、お客様にも見える形でホテルや宿泊施設内の各施設の混雑状況を可視化することで、お客様の待ち時間を最小限に抑えられて利便性向上につながりやすくなるでしょう。

ホテルや宿泊施設を
IoT化した事例

陣屋

陣屋コネクトを導入した旅館の浴場
引用元HP:陣屋コネクト公式サイト
https://journal.jinya-connect.com/technology/YsB65

老舗旅館「元湯・陣屋」での導入事例です。

以前はお風呂の温度管理や清掃のタイミング、到着されたお客様のお出迎えなど、多くのスタッフを配置することで丁寧なおもてなしを強みとしていた陣屋。

しかし、その分人件費もかかっていたため、「最小限の人手で最高のおもてなしをするにはどうしたらいいか」と考えた結果、IoTシステムの導入を決めました。

IoTシステム搭載のセンサーと独自のネットワークを使い、お客様の到着や館内での動き、お風呂の状態などをいつでも把握できるようにした結果、お客様一人ひとりに合わせたお出迎えや、ちょうど良いタイミングでの清掃・タオル補充などが可能に。

少ない人数でもきめ細やかな「最高のおもてなし」を目指し、仕事の効率もぐっとアップさせることに成功しています。

SYLA HOTEL ZUSHI-HAYAMA
“THE POOL VILLA”

SYLA HOTEL ZUSHI-HAYAMA THE POOL VILLA
引用元HP:アクセルラボ公式サイト
https://accel-lab.com/news/syla_hayama/

SYLA HOTEL ZUSHI-HAYAMA "THE POOL VILLA"の導入事例です。

プール付き民泊「SYLA HOTEL ZUSHI-HAYAMA "THE POOL VILLA"」は、スタッフが常駐しないスタイルなので、ゲストのチェックアウト後、窓の閉め忘れやエアコンの消し忘れがないか、現地で確認する手間がありました。

その課題を解消するために導入されたのが、IoTシステム「alie+スマートホテル」です。

「alie+スマートホテル」は、スマホ一つで窓の開閉状況の確認やエアコン・照明の遠隔操作ができるため、現地に行かなくても状況が分かり、必要なときだけすぐに対応するようになったそう。

不必要に現地まで行って確認する手間とコストが減った分、他の業務に充てることができ、運営の効率アップとコスト削減につながっています。

ホテル椿山荘東京

TOPPANのnomachi
引用元HP:TOPPAN公式サイト
https://solution.toppan.co.jp/lifesensing/contents/nomachi_contents01.html

館内に複数のレストランやラウンジがあるため、以前はフロントなど他部署から各店舗へ空席確認の電話が頻繁に入り、店舗スタッフがその対応に多くの時間を取られていました。

そこで導入したのが、混雑状況をリアルタイムに可視化するシステム「nomachi®」。

導入後は、各店舗に設置したセンサーが検知した混雑情報がWebサイトや館内サイネージで一覧表示され、空席確認の電話対応時間が大幅に減少し、スタッフはより接客に集中できるようになりました。

お客様自身もホテル内外から手軽に空き状況を確認できて、スタッフの案内もスムーズになるなど、利便性とホスピタリティの向上につながっています。

まとめ

IoTを活用したスマートホテルについてご紹介しました。

インバウンド需要も高まっている昨今は、さまざまな宿泊施設でIoT化が進み、業務効率化や顧客満足度向上などの成果が出ています。

今後増えていくであろうスマートホテルが当たり前になる前に導入することで、他施設との大きな差別化を図れます。

競争力を高め、将来の顧客ニーズに応えるためにも、タイミングを逃さず導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ホテルや宿泊施設の他にも、建物・施設の種類別にスマートホーム化(IoT化)の事例を掲載しています。気になる方はチェックしてみてください。

また、当メディアでは、導入目的別におすすめのスマートサービスを厳選して紹介しています。暮らしの利便性向上、省エネ、防犯対策など、物件にどんな付加価値をつけるためにスマートホームサービスを導入したいかによって、選ぶべきサービスは変わってきますので、参考にしてみてください。

“IoT標準化”時代の最適解
施設別スマートホームサービス3選

IoT が当たり前となった現在、鍵となるのは施設ごとの運営課題に適したサービス選定です。

住宅・ホテル・オフィス、スマートホームの導入が増えてきたこの施設ごとに異なる課題を解決する3社をピックアップし、導入効果をひと目で比較できるよう整理しました。

マンションなどの
集合住宅向け
物件評価のプラス材料
eLife
(リンクジャパン)
eLife(リンクジャパン)
画像引用:リンクジャパン/eLife
(https://linkjapan.co.jp/elife/)
選ばれる理由

1アプリ完結のプラットフォーム型IoT。照明・鍵・空調などの機能を物件グレードに合わせて追加・削除でき、入居後のニーズ変化にも柔軟に対応

実際に周辺相場より月額賃料が1室3,000円アップ※1した例もあり、オーナー収益と入居者満足の両方を高めます。

ホテルなどの
宿泊施設向け
無人対応で顧客単価UP
SmartInn stay
(SmartInn)
SmartInn
画像引用:SmartInn
(https://biz.smart-inn.co.jp/home)
選ばれる理由

予約用URLを送るだけで、ゲストはスマホひとつで鍵の開閉と支払いを完了。データはPMSに自動連携するため、フロント業務を大幅に削減できます。

対面手続きが不要になり人件費を抑えられるうえ、セルフチェックイン需要や長期滞在プランの販売強化で客単価アップも期待できます。

医療・介護などの
福祉施設向け
転倒ゼロを支援
TOPPAN LifeSensing
(TOPPAN)
TOPPAN LifeSensing(TOPPAN)
画像引用:TOPPAN LifeSensing/TOPPAN
(https://solution.toppan.co.jp/lifesensing/)
選ばれる理由

ベッド下センサーが離床を即時検知し、データはクラウド処理のため館内サーバーは不要。初期投資と保守コストを抑えられ、停電時もデータ保全が継続。

介護記録ソフトとAPI連携してICT化を推進し、夜間巡回の負担を大幅に削減。さらに「生産性向上推進体制加算」対象機器として、収益改善にも貢献します。

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