スマホで施錠・解錠できるスマートロック「DTRS・PiACK smart」(美和ロック)

このページでは、美和ロックのスマートロック(電気錠)をスマホで操作する方法についてご紹介します。
対応製品やアプリの種類、HomeLink連携でできること、賃貸マンションでの導入事例、費用など、玄関のスマートロック化をご検討中の施設・物件関係者様に向け、判断材料となる情報をまとめています。

目次

美和ロックのスマートロック(DTRS・PiACK smart)とは?

美和ロックは、住宅やビルの錠前を幅広く手がける国内の大手鍵メーカーです。同社のスマートロックのうち、IDキーで施錠・解錠する「DTRS smart」シリーズと、テンキーで暗証番号を入力して施錠・解錠する「PiACK smart」シリーズは、スマホアプリからの操作に対応しています。

2023年4月には後継モデルの「DTRS III smart」「PiACK III smart」が発売されました。扉への追加工や配線工事をせずに既存の玄関扉へ後付けできる設計で、新築・オプション販売・賃貸・既存物件まで幅広く導入できるとされています。

一方、カギを差し込んで回すだけの一般的なシリンダー錠は、そのままではスマホで操作できません。スマホ操作を導入するには、スマートロック(電気錠・電動サムターン)への交換や後付けが必要です。

美和ロックのスマートロックの機能

美和ロックのスマートロックは、スマホアプリと組み合わせることで、物理的なカギに頼らない玄関の管理が可能になります。

スマホでの施錠・解錠と状態確認

スマホアプリから玄関の施錠・解錠や、施錠状態の確認ができます。外出先から「鍵を閉めたかな?」と気になったときにもアプリで確認でき、閉め忘れの不安を減らせます。外出先から操作するには、中継器やハブなどの機器が必要です。

ゲストキー・一時的な権限の付与

来客や家事代行、訪問介護などの際に、時限付きのキーを発行して一時的に施錠・解錠の権限を付与できます。合鍵を渡す必要がないため、カギの紛失・盗難のリスクを抑えられます。

ハンズフリー・オートロック

DTRS III smartでは、IDキーをカバンやポケットに入れたまま施錠・解錠できるハンズフリー機能や、自動施錠機能(オートロック)を搭載しています。IDキー・スマホ・メカニカルキー(子カギ)など、複数の解錠方法を使い分けられるのも特徴です。

HomeLink連携による家電・設備との連動

リンクジャパンの統合アプリ「HomeLink」と連携すると、鍵の操作に加えて家電や照明、給湯器などとまとめて操作・連動できます。リンクジャパンの公式サイトで案内されている主な機能は、次のとおりです。

たとえば、外出時に施錠と同時に照明やエアコンをまとめてOFFにしたり、子どもの帰宅を解錠の通知で確認したりといった使い方ができます。

美和ロックの鍵をスマホで操作する方法

美和ロックの鍵をスマホで操作する方法は、大きく分けて次の3つです。鍵の種類(型番)によって使えるアプリが異なるため、事前に確認が必要です。

方法主な対象製品特徴
美和ロック純正アプリ「MIWA Support」DTRS III smart、PiACK III smart鍵の設定やスマホでの施錠・解錠、時限付きキーの発行など
美和ロック純正アプリ「wiremo」iELシリーズなどの電気錠、電動サムターン(対応物件)玄関扉の状態確認、施錠、締め忘れ通知など
統合アプリ「HomeLink」(リンクジャパン)DTRS II smart、PiACK II smartなど鍵の操作に加え、家電や照明などとまとめて操作・連動

※対応製品や機能は変更される場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。(2026年10月時点)

美和ロック純正アプリ「MIWA Support」

「DTRS III smart」「PiACK III smart」に対応した純正アプリです。スマホでの施錠・解錠はBluetooth通信で行い、通信距離は1mが目安です。外出先からの施錠・解錠には、有料の「wiremo機能」と別売の中継器(Wi-Fi/BLE変換中継器)が必要です。

美和ロック純正アプリ「wiremo」

「電気錠制御アプリ wiremo」は、iELシリーズ(インテリジェント電気錠)や電動サムターンなどの電気錠に対応したアプリです。玄関扉の状態確認、施錠、締め忘れ通知、帰宅・外出の通知などの機能があります(解錠は宅内からのみ)。対応する物件によって使える機能が異なる場合があります。

統合アプリ「HomeLink」(リンクジャパン)

美和ロックとリンクジャパンは2020年12月に連携を発表しており、美和ロックのスマートロックを、家電や給湯器などと同じアプリでまとめて操作できます。連携対象として案内されているのは、DTRS II smart・PiACK II smartのほか、Bluetooth対応のDTRS II・PiACK II(型番が「DTFL2B」で始まる製品)です。

連携には、リンクジャパンのハブ(「ハブBLE」など。AC100Vの電源が必要)と、2.4GHz帯のWi-Fi環境が必要です。設定は、リンクジャパンの公式サイトで公開されているマニュアルや動画に沿って進めます。

美和ロックのスマートロックの導入事例

賃貸マンションに美和ロック製のスマートロックを導入した事例を紹介します。導入前の課題と導入後の変化をまとめていますので、参考にしてください。

導入前の課題

賃貸住宅の管理では、入居者の入れ替えや内見のたびに、不動産仲介会社などへの鍵の受け渡しや、鍵の複製・回収・交換といった作業が発生します。こうした鍵の管理にかかる手間や、鍵に関するトラブルへの対応は、管理会社にとって負担になりがちです。

導入後の変化

長谷工ライブネットは、2024年1月、管理・運営する賃貸マンション3物件(ブランシエスタ駒込・LiveCasa白石・LiveCasa西台)に、美和ロック製のスマートロックを使った「Akerun.Mキーレス賃貸システム」を導入しました。入居者は、スマートキーアプリやICカード、暗証番号で玄関扉を解錠できます。

管理システムからデジタル鍵や一時利用の暗証番号を発行・削除できるため、鍵の受け渡しや複製・回収・交換の手間が不要になり、鍵に関するトラブルの削減も見込まれています。居住者の利便性向上や、不動産価値の向上も期待されている事例です。

美和ロックのスマートロックの導入費用

なお、マンションやアパートで後付けする場合は、管理会社の許可が必要です。また、内開きドアには対応していないなど、扉の厚さや錠前の種類による取り付け条件があります。

まとめ

美和ロックのスマートロックは、純正アプリの「MIWA Support」「wiremo」や、統合アプリの「HomeLink」を使ってスマホで操作できます。どのアプリが使えるかは鍵の型番によって異なるため、導入時には対応製品を確認することが大切です。

鍵だけでなく、照明や家電、給湯器などとまとめて管理したい場合は、HomeLinkのような統合アプリが向いています。賃貸・分譲マンションなど物件単位でスマートホーム化する場合は、HomeLinkを入居者向けアプリとし、美和ロックの電気錠を含むさまざまな機器と連携できるリンクジャパンのサービス「eLife」も選択肢になります。

本サイトでは、ハウスメーカー・不動産事業者・デベロッパーの皆様に向けて、建物の資産価値を高めるためのスマートホームサービス(IoTプラットフォーム)をご紹介しています。これからの住まいに求められ、暮らしを支えるソリューションをぜひ参考にしてください。

“IoT標準化”時代の最適解
施設別スマートホームサービス3選

IoT が当たり前となった現在、鍵となるのは施設ごとの運営課題に適したサービス選定です。

住宅・ホテル・オフィス、スマートホームの導入が増えてきたこの施設ごとに異なる課題を解決する3社をピックアップし、導入効果をひと目で比較できるよう整理しました。

マンションなどの
集合住宅向け
物件評価のプラス材料
eLife
(リンクジャパン)
eLife(リンクジャパン)
画像引用:リンクジャパン/eLife
(https://linkjapan.co.jp/elife/)
選ばれる理由

1アプリ完結のプラットフォーム型IoT。照明・鍵・空調などの機能を物件グレードに合わせて追加・削除でき、入居後のニーズ変化にも柔軟に対応。

実際に周辺相場より月額賃料が1室3,000円アップ※1した例もあり、オーナー収益と入居者満足の両方を高めます。

ホテルなどの
宿泊施設向け
無人対応で顧客単価UP
SmartInn stay
(SmartInn)
SmartInn
画像引用:SmartInn
(https://biz.smart-inn.co.jp/home)
選ばれる理由

予約用URLを送るだけで、ゲストはスマホひとつで鍵の開閉と支払いを完了。データはPMSに自動連携するため、フロント業務を大幅に削減できます。

対面手続きが不要になり人件費を抑えられるうえ、セルフチェックイン需要や長期滞在プランの販売強化で客単価アップも期待できます。

医療・介護などの
福祉施設向け
転倒ゼロを支援
TOPPAN LifeSensing
(TOPPAN)
TOPPAN LifeSensing(TOPPAN)
画像引用:TOPPAN LifeSensing/TOPPAN
(https://solution.toppan.co.jp/lifesensing/)
選ばれる理由

ベッド下センサーが離床を即時検知し、データはクラウド処理のため館内サーバーは不要。初期投資と保守コストを抑えられ、停電時もデータ保全が継続。

介護記録ソフトとAPI連携してICT化を推進し、夜間巡回の負担を大幅に削減。さらに「生産性向上推進体制加算」対象機器として、収益改善にも貢献します。

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